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大分県
塩崎洋一

所内での経営研修会

2014.01.23

 今回は所内での経営研修会です。
 県全体の研修会に参加したメンバーの研修報告会を行い、それを受けて私が1時間ほど、経営指導するときの考え方なりを事例を交えて話しました。


 報告のあった県の研修会は、キャッシュフロー作成に当たっての内容で、前期末と今期末の決算書を用いて作成する内容などが報告されました。
 私からは、園芸品目などは1年間を通じて収入のある時期とない時期があるので、キャッシュフローを作成する場合は、できれば、残高だけでなく、期中のお金の動きに注意して作成する方がよいこと。また、それを助けるため、毎月の締めを行い、残高試算表を作成していくこと。それがあれば、残高試算表を並べるだけでも、資金繰りの状況がわかることなどを伝えました。

 そして、過日行っていた、県全体での3年目普及指導員の経営研修会で話したスライドを使って、普及方法チックな経営指導方法、その時の心得などを話したところです。


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報告のあった研修内容を補足しています。現場では何があるかわからない。経営指導に筋書きはありません


 私自身は、特にマニュアルもなく、新入りの頃も今ほど経営視点からの普及指導活動が重視されていなかったような環境で育ったと思い出されますが、いかがでしょうか。


 研修会を終えて、何人かに感想を聞きましたが、「図星でした」という声がありました。
 普及経験の年数によるのか、あるいはそうした問題解決の現場に当たった回数によるかはわかりませんが、普及指導員、普及の業界の顧客育成は、どうなっているのかと、何かあるたびに思います。


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参加者は、実は若手だけではなかった・・・・

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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