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大分県
塩崎洋一

牛の体重計

2013.08.19

 牛の飼養管理が適切か否か、特に与えた餌が計算通りに身についているか、肉用牛であれば、肉になっているかを見ていく重要な物差しが体重であることは、いうまでもありません。
 酪農で乳を搾るのであれば、まずは乳量です。この場合は酪農家の搾乳施設で計量できますが、肉用牛農家の場合は、生まれた牛たちを、一定の時期に体重測定をすることがポイントです。
 肥育農家でも、素牛を導入した後に、餌の設計に応じたDG(デイリーゲイン:1日増体量)を示しているかを把握します。


 わが管内にも、これを把握する牛用の体重計(牛衡器(ぎゅうこうき))があります。
JAの肉用牛部会か何かで購入し、どこかの農家の庭先に雨ざらしになっていたものが出てきたのです。


 早速、一人でも運搬できるように、軽トラの荷台の高さに合わせた置き場所を作らせてもらいました。
また、雨ざらしでさびていたのでペンキも塗り直して、計量検定所に持ち込んで、検査もしてきました。
 これを使って、早速子牛の飼養管理の見直しにかかろうと思います。


blog_shiosaki9-1.jpg
前任地では、可動式のものを作成しましたが、今回は、簡易に固定式です。
この柱の上に鋼管パイプを置いて、体重計をスライドさせます。


blog_shiosaki9-2.jpg
ワイヤーサンダーで浮いた錆を落とし、塗り直しました。
高校大学時代にやっていた、鉄工所での塗装作業が役に立ちます・・・・


blog_shiosaki9-3.jpg
こんな感じで置いておけば、ひとりで軽トラに積み込めます

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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