ほうれんそう産地の全戸巡回をおこないました
2012.07.27
岩手県の県北、軽米町にある中央農業改良普及センター軽米普及サブセンターの吉田と申します。
全県を対象に、ほうれんそうを中心とした葉菜類の安定生産に向けた取組みを行っています。
岩手県の葉菜類は、ほうれんそう、キャベツ、ねぎ、レタスなどがありますが、今回は八幡平市のほうれんそう産地で行われた、全戸巡回の取り組みについてご紹介します。
八幡平市は、スキー場で有名な安比高原があるなど、冷涼な気候を活かして、ほうれんそうが盛んに栽培されています。
しかし、近年は温暖化のためか、夏場は気温が高くなることも多く、かん水や遮光などの管理が重要になっています。
この巡回は、夏場の出荷に向けた栽培管理を確認する目的で、JAと部会が企画し、地域を担当する八幡平農業改良普及センターとともに参加しました。
複数の班で分担して、生産者の方と一緒にほ場を見て回ります。
・夏場の収穫に向けて、順調に作業が行われているか?
・排水対策やかん水の実施で、水分が調整が行われているか?
・病害虫は出ていないか?
ほ場を見ながら生産者と意見交換を行い、今後の管理方法や次回に向けた改善点を皆で確認していきました。
参加した生産者の方も熱心に質問するなど、お互いに切磋琢磨して、産地を伸ばしていく意気込みが伝わってきました。
夏の安定出荷に向けて、岩手のほうれんそうは生産者、関係者一体となって取組んでいます!