なすの栽培技術を学ぶ若手生産者たち
2012.08. 3
ひびきの南部選果機利用組合茄子部会の若者会(飯野泰司会長)は、7月25日(水)、会員相互のなす生育状況の把握と管理技術の向上を目的に、現地検討会を開催しました。
この若者会は、平成22年度に、50歳以下の若い後継者により、栽培技術の向上、情報交換を目的に発足した組織です。現在、会員数20名で活動しており、今年度、新たに新会員1名が加入しました。
若者会では、毎月、会員共通の検討テーマを掲げて現地検討を実施することとしています。今回は、主枝や側枝の整枝・剪定並びに摘葉等の管理技術に着目して検討を行いました。
現地巡回では、会員5名のほ場を回り、会員がそれぞれ栽培概要や管理ポイントを説明しました。さらには、選果機利用組合茄子部会の代表で、なす生産の先駆者でもある海北昌宏部会長や若者会顧問の関口隆敏氏から、整枝・剪定、摘葉技術のアドバイスを受けました。
特に、なす生産を始めて2年目の若い会員(6名)は、なすを手入れするベテラン生産者の手捌きに注目し、自ら技術習得しようとする姿勢が見られました。若い会員たちからは、「多くの会員の生育状況が確認できた」、「ベテランの技術が学べた」、「今後、より一層なす栽培に力を入れたいと」などの感想が聞かれました。
最後に、振興センターから現地巡回の講評と今後の管理技術等について指導を行いました。
左 :ベテラン生産者が摘葉方法を指導
右 :V字支柱の建て方を学ぶ若手生産者
本庄農林振興センターでは、今年度、普及活動計画において、児玉地域のなすの生産安定を目指し、新規になすを導入した若手生産者の技術向上のための支援を行っています。当担当では、部会事務局、JAと協力して、技術の高いなす生産者の技術や管理のノウハウを若手生産者へ伝えることも重要と考え、現地検討の内容や進め方等についてもアドバイスを行いました。
今後も、引き続き現地検討会等の組織活動を通じ若手生産者の技術支援を行って行きます。