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富山県
柳瀬美智代

緑肥作物の推進

2014.11.26

 私の担当する射水市では、土づくりに緑肥作物を推進しています。畜産農家が近隣にいないため、堆肥の施用は少なく、緑肥作物を重点に推進中。


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クロタラリアの生育不良
排水対策を徹底しているにも関わらず、生育不良となっているクロタラリア。農家も落ちこんでいる様子でした。
排水溝も深く掘ってあります。どうやら疫病にかかっていたようです。


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生育が旺盛だったクロタラリア
A営農組合のクロタラリアは草丈が2mにもなってかなり旺盛な生育になりました。


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農家に突撃レポート
生育が良かった農家にポイントを聞こうと聞き取りしました。「いつ、播きましたか?」「播種量はどのくらいですか?」


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すきこみの器械もチェック
クロタラリアをすきこんだフレールモアの機械も見せてもらいました。爪がすり減って減もうしている状況。爪が減るくらいに立派なクロタラリアになれば農家も本望です。


 緑肥作物は、堆肥投入より取り組みやすい土づくりです。
 大麦跡のクロタラリア、大豆作付前のヘアリーベッチと、用途に応じて積極的に取り組んでほしいと思います。うまく育たなかった原因究明、うまく育ったら何がよかったのか、一つ一つ確認しながら進めていくのが、土づくりの底辺となります。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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