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富山県
柳瀬美智代

富山県産米 特A奪還へ

2014.08.11

 北海道「ゆめぴりか」熊本県「森のくまさん」、佐賀県「さがびより」・・・いずれも日本穀物検定協会の食味ランキングで最高位の「特A」を獲得した銘柄です。
 2013年産は、富山県を含む全国44道府県、131銘柄が参加し、過去最多の38銘柄が特Aを獲得しました。

 富山県産米は主力「コシヒカリ」、早生の「てんたかく」ともに特Aを逃し、2番目の「A」評価にとどまりした。2002年に「特A」の認定を獲得して以来、12年連続、「A」にとどまっています。

 県では、食味についての認識を深めようと、関係者を対象に研修会を開催しました。


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米の水入れ作業
サンプルの炊き方が均等になるように、水滴ひとつ、違わないようにと細かい作業です。


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米のほぐし作業
炊きあがったら、すぐにほぐして、盛り付け開始。
熱くてやけどしそうになりました。


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食味を記入する紙
ご飯の香り、味、粘り、硬さなどを総合的に評価し、最後は自分の主観でおいしさを決めます。


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かおりをかぐ私
評価する人は、体調不良でない、香水などをつけない、年齢構成も幅広くと、ばらつきがないように選ばれているとのことです。


 米の消費量が減少している中、食味ランキングで高い評価が得られれば、消費者にアピールできます。
 米の品質、食味ともに高い事が、産地の力になります。県下の総力を挙げて、米の「特A」奪還に向けて、動いています。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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