大豆、300kgどりプロジェクト
2014.05.26
富山県では、5月下旬から大豆の播種作業が始まります。大豆は転作作物の基幹作物に位置づけられていますが、収量の伸び悩みで、栽培面積が減少傾向にあります。
大豆がたくさんとれれば、農家の生産意欲も上がります。収量300kgどりをめざした取り組みの一つで、深層施肥作業を行いました。
深層施肥の内容について、説明するクボタ担当者
深層施肥で、生育後期に窒素補給。粒重が大きくなり、しわ粒の防止につながります。
複数の作業が一度にできる播種機
従来の施肥の前に、深層施肥の施肥管があります。これで深さ20cmに肥料を入れます。国の生研センターと新潟大学、メーカーの共同開発です。
機械の調整
播種床をかまぼこ型にするための調整作業。深層施肥管を横にずらすことで、播種床が谷底状であったものを、かまぼこ型にしました。
播種状況
調整後、播種床が半分だけ、かまぼこ状に改善されていました。
休日にも関わらず、仕事に打ち込む
F課長です。今日は土曜日で休みにも関わらず、この実演会を見に来ました。自宅から遠いのですが・・・農業に対する熱い意欲を感じました。私も、勉強になりました。
富山県でこの機械を使えるのは今日1日だけです。新しい技術を農家と私たちに見せてくださったクボタのみなさん、ありがとうございます。
国と大学とメーカーと普及指導員と・・・連携した取り組みで大豆栽培を後押ししたいと感じました。