GAP推進、待ったなし
2014.03.20
富山県は全国で唯一、GAP推進条例が制定されています(23年12月策定)。しかし、いまだGAP認証取得に至った農家はいません。
認証には経費が伴いますが、その分農産物が高く売れるわけではない、というのが認証に踏み切れない大きな要因です。まだまだ認知度が低いのです。
私の担当する地域で、2経営体がGAPに興味を示しました。そこで、普及の出番です。GAP現地指導の無料キャンペーンの活用、GAPの認知度を高める研修会の開催、GAPの先進農家への視察、活用できる事業の紹介などの支援を迅速に行います。
農閑期こそ、準備を進めるチャンス。農家の意識が高いうち、鉄は熱いうちに打て! 方式です。富山県で初のGAP認証取得に向け、奮闘中。
JGAP無料キャンペーンを活用し、専門家による指導を受けました(1月~2月)
「まずは、いらないものを排除しましょう」と、指導を受けています。
GAP推進研修会の開催
農家1人が、がんばってもうまくいきません。組織全体、地域全体にGAPの知名度を高めるために研修会を開催。農家が33名も参加しました。
県外の農家を研修
隣の新潟県に、JGAP認証取得農家を視察に行きました。イケメンの息子さんが、ていねいに対応してくれました。この農家さんは、息子の就農にあわせてGAPを導入しました。GAPは家族経営のコミュニケーションツールになっているそうです。
わが家のGAP
炊飯器の横に、炊飯タイマーセット方法が貼ってあります。私がいなくても息子がご飯を炊いてくれます。誰でもできるようにマニュアル化。これもGAP?