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富山県
柳瀬美智代

稲、刈り取りは早めに開始!

2013.08.14

 連日の猛暑で、稲の生育は10日以上早まっています。
富山県の早生(わせ)「てんたかく」は、お盆明けの8月17日頃から収穫が見込まれます(平年は8月30日)。

 主力品種コシヒカリも、9月3日には成熟期を向かえそうです。
 昨年は、胴割米の発生で品質が大きく低下しました。この対策として、刈り遅れない!
刈取時期を前に、あの手この手で適期刈取を呼びかけています。


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適期刈取現地研修会
「平年より2度高く推移しているため、刈取は早まります」
地元で頼りになる農協の営農指導員を集めて現地指導。関係機関で共通認識をもち、このあと、地域ごとに指導します。


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平均的な穂を抜いて、籾の黄化率を見ます


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シャーレに並べた状態
左 :黄化率(30%)
右 :黄化率(65%) この状態ならあと4日で刈取できます。


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地域の適期刈取表示札
農家が見るのは地域の表示札。なるべく多くの人の目にふれそうな圃場に設置します。


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農業試験場との連携 (クリックすると拡大します)
稲の登熟状況を数値で公開中。
①籾の黄化状況、②籾の水分 ③青米比率 ④胴割発生率 を月、水、金とリアルタイムに更新します。


 最後の正念場、県下あげて胴割米発生防止に全力投球です。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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