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富山県
柳瀬美智代

水田利用率向上対策に、ソバ、推進中!

2011.08.29

富山県は稲作が中心で、転作作物は大麦、大豆が基幹作物となっています。
近年、担い手の高齢化等により、不作付水田が増加し、特に大麦跡遊休水田が1800haにもなっています。水田利用率が93%(全国96%)と低く、景観悪化にもつながっています。
そこで、県下あげて、新たな土地利用型作物を模索中です。


私の担当する立山町では、大麦跡にそばを推進しています。
今年は新たにそば協議会を立ち上げ、生産面のフォローや販売への仲介など、関係機関が連携して取り組んでいます。



播種20日後のほ場

そばは生育が早く、65cmにもなりました。つぼみらしきものも見えます。



湿害ほ場

一部、湿害で出芽不良・・・。
このほ場は、用水からあふれた水が3日間続きました。いかに排水が重要かわかります。



そば協議会で岐阜県に先進地事例調査

初めて取り組む農家が多く、質問が飛び交っていました。


新たな作物の導入には、技術的知見が不足しています。
関係機関、試験場とも連携をとりながら、生産安定に取り組んでいます。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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