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富山県
柳瀬美智代

ほ場審査、暑い~!!!

2011.08.23

富山県は、全国一の種もみ生産地です。
種もみ生産でつらいのが、暑い時期の、ほ場審査です。
富山のコシヒカリの出穂期は8月4日となり、10日は主力品種、コシヒカリの穂揃期、ほ場審査です。


「今日は、10班体制で415筆を審査します。今日は37℃と、この夏一番の暑さが予想されています。みなさん、スポーツドリンクをとりながら、倒れないようにがんばりましょう」


ほ場審査前の打合せ



ほ種場農家に抜き取りを指導している私。暑さと花粉対策に、帽子とサングラス、マスクをしています

農家「その格好で銀行に入れないね」
私「・・・」



異品種らしき株を抜き取りする農家


一番大変なのは、種場の農家です。
この農家は、奥さんとけんかすることも・・・
「こんな暑い時間に作業(抜き取り)してるのは、うちだけだよ!」と、怒鳴られたそうです。


異品種茎の見極めは、出穂期の前後が一番わかりやすく、農家は暑い時期に、ほ場をくまなく廻り、異品種の抜き取りを行います。
農家の体をかけた作業が富山の種生産を支えているのです。本当にありがとうございます。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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