富山県で転作といえば、大豆と大麦が中心です。
大麦は、大豆に比べ機械の投資が少なく、6月に収入があるため、取り組んでいる経営体も多いのです。
播種時期は、9月下旬から10月中旬が適期です。
先日、大麦の苗立ち状況の調査をおこないました。

左 :調査の日はよいお天気でした / 右 :苗立ち良好なほ場
「苗立ち状況が悪い・・・」
移植ゴテで掘ってみると、かなりの深植えになっていました。

左 :苗立ち不良なほ場での調査 / 右 :5cm以上の深さ。これでは深すぎます

出芽はしていますが、深すぎるため、生育が抑制されています
作物は正直です。
苗立ち不良の要因は、排水不良、播種深度、播種量にあるのか、確認しながら、次につなげていきたいものです。
富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。