ナシのジョイント仕立て研究会を開催しました
2010.10.20
当所で開発したナシの早期成園化技術であるジョイント仕立ての研究会を、10月12日に開催しました。参加者はこの技術の県内の導入生産者(予定者を含む)12名、研究部門担当者4名、県内各地の普及指導員8名です。
ジョイント仕立てに関しては、共同研究の他県研究機関や生産者の工夫により毎年進化しているため、この日は新しい技術の伝達と意見交換を行いました。
2園を巡回しましたが、来春ジョイント仕立て完成をめざす横浜市の園では、主幹部分等の新梢の扱いや側枝の育成方法、接木のポイントについて、ジョイント4年目の藤沢市の園では、側枝の更新の考え方について検討を行いました。新しくジョイント仕立てに取り組む2戸の生産者も参加し、活発な意見交換が行われました。
今後も、ジョイント技術の導入者の技術向上のため、定期的に研究会を開催していく予定です。
左 :ジョイント4年目の園での検討。4年目で棚面がほぼ埋まりました。
右 :太くなってしまった側枝の更新について検討後、実際に剪定作業を行いました。