先輩普及員の影響は大きい
2025.03.31
秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。定期人事異動により4月から普及から離れることになりました。
普及指導員となって三十数年、来年度以降しばらく普及現場から遠ざかることになります。今まで現場でお世話になった農業者の皆様、全国の普及指導員の皆様、全国農業改良普及職員協議会の皆様、全国農業改良普及支援協会の皆様ありがとうございました。順調にいけば4年後には、また普及現場に戻っていると信じて頑張ります。
ふと、新任普及員だったころを思い出しました。
非常にアクティブな先輩につれ回されて、もとい、つれて行っていただいて現場の大切さを学びました。課長になっても、課内のマネジメントを行いながらできるだけ現場に出ようとしていたのは、あの頃の経験があったからでしょう。つまり、先輩普及員の資質をそのまんま受け継いだということです。
若かりし頃の指導風景
ということは、わたしが先輩普及員として新任普及職員を指導することは、アクティブな先輩の資質を次世代に承継していることになります。普及職員は個性的なキャラが多く指導方法も千差万別のため、なんだか恐ろしくなりました。今で言うところの先輩ガチャでしょうか。
あいさつまみれの現在
近年、多くの普及職員は普及業務に加え補助事業も担当しており、全体的に現場にでる頻度が下がったように思います。補助事務が一段落してから現場という感じです。連綿と受け継いだ大先輩のよい資質も徐々に薄れてきているのかと思うとさみしいかぎりです。4年後戻ってきたときには、大先輩のよい資質を復活させ若手職員の育成にいそしみたいと思います。
年度末、近年にないくらい忙しいです。はたして荷物をまとめて出て行けるのでしょうか?