真夏のジャズイベントの興奮冷めやらぬ令和4年9月、五所川原市三好地区における住民座談会は、青森の夜なのに「激しい熱気」に包まれていました。
座談会参加者から「次はどんなイベントやるか!?」って感じの思いが、波のように押し寄せてきます。

座談会のイメージ...。さすがにオーバーだ
ただ時代は、コロナ禍。行動制限下にあります。次のイベントをいつやるかワクワクしている雰囲気の中で、一つの冷静な声が上がります。八戸さん(仮名)です。
「毎年11月にやってた三好地区住民協議会祭りの中止が決定している中で、ワダヂミタイナ(津軽弁:私達のような)一塊の集まりがイベントを勝手にやっていいもんか!? 住民協議会の決定に反旗を翻すようなもんだぞ。」
その言葉に会場はシーンと静まり返えりました。まるで水をうったかのようです。本人曰く「穏やかな話し方」の八戸さんですが、毎回、極めて鋭いのです。

座談会に水を打つ八戸さんイメージ
普及指導員の私は、息を飲んで見守ります。ゴクリ(ツバを飲む音)。
お喋りの私も、ここは我慢です。
この状況で口火を切ったのは、几帳面かつ行動力満点なK子さん(仮名)です。
「だったら、住民協議会の二日間の祭りを復活させればいいんじゃないの!?」

口火を切るK子さん(あくまでもイメージです)
普及指導員の私は、さらに座談会の行方を見守ります。
・・・・それはいい考えだ! やろう!
自分達で、決定をひっくり返そう!
K子さんに賛成する声が、会場の各方面からあがります。
そんな訳で、この日に参加した数名で、協議会の役員に直談判することになりました。
(本当にやるの? すごい! その時の筆者の感想)
その数日後、「三好地区住民協議会祭りの中止決定は覆った」という連絡が、私の元にも入ります。
二日間ではないけど、一日だけやることになったらしいのです。
To be continued.
<次回予告>
三好まつりは、11月上旬。あと40日で本当に開催できるのか!? 大丈夫?
※画像は、AIで作成しています。
青森県の農業改良普及指導員(普及員)です。普及員歴はすでに20数年となるのですが、お話し好きが高じて、農業の担い手育成を担当していることが多いです。
プライベートでは、「気分はプロフェッショナルカメラマン」、「YouTube再生回数が伸びないけど作曲家とウインドシンセサイザー奏者」です。
加えていうと、15年前から音楽の秘められた力をフル活用して地域おこしをやっています。そんな活動のお陰で町内会役員から目をつけられ(勧誘され)、町内会の理事なんかやっています。もちろん、町内の草刈りやしめ縄づくりも、町内会最年少として参加しています。