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◆2022年11月24日

大分県
塩崎洋一

畜産現場のIT化

2022.11.24

 いろいろと立て込んでいて久しぶりの投稿です。
 立て込んでしまったのは、アナログな普及活動をやっているせいか。


 この日、酪農巡回の中、目にした光景は、最初は何やっているのか解からなかった、こいつの存在。


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牛さんも違和感なく相手をしている


 何か道具を置いてるのかと思いきや、勝手に動いていやがった。
 よく見ると、牛さんが餌を食べていて、段々と押しやり、口が届かなくなったのをまた牛さんの方へ寄せている。


 「感動した!」
 

 20年ほど前に搾乳ロボットの話を聞いた時には、いろいろな状況から勧める気にならなかったが、最近の搾乳ロボットはセンサーの目が良くなって、「これなら導入した方が良い」と思える事例を知った。


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適当に仕事したら勝手に どっかに行きやがる。でもかわいい、と思うのは、私だけか

 
 この日、実際に見かけた物は、「最近は農業もIT化の波に乗り始めた、場面によっては乗っている」という認識の自分と、子供の頃から牛舎での作業は「よだきい」(※)という心の奥底にある心理があいまって、見た瞬間に「こりゃいいなあ」だった。

大分弁のトップクラス、きつい、だるい、なんとなくやる気しない、けど仕方なくやる、というような意味

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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