地域の輪が広がって
2022.02.14
11月に投稿した加工用にんじんの続報です。
冬になり、大きく育ったにんじんも収穫を迎えています。
水田で新たに作付けを始めた生産者は機械化が進んでおらず、収穫は手作業が中心で人手が必要です。そんな中、農福連携の取組が始まりました。
機械で掘り上げたにんじんをコンテナに詰める作業を施設利用者にお願いしています。利用者がひたむきに取り組んでくれるのであっという間に作業が進み面積拡大につながると、生産者は大変喜んでいます。
もっと多くの作業に携わってほしいと考えて、出荷調整機を導入した生産者もいます。施設利用者は刃物が使えないので、調整作業は機械にやらせて利用者には箱詰め作業をお願いしています。利用者に作業を楽しんでもらえるよう施設スタッフも工夫しており、生産者、施設、利用者の3者が前向きに関わっています。
このような取組の輪が広がっていき、地域人材の活躍の場につながれば、将来にわたり持続していく農業が実現するかもしれません。