お互いのしごとを知る・地域を知る
2021.10.25
少し前の出来事になります。
わたしは普段、果樹を中心に仕事を行っています。他の普及員も同じ地域を対象に仕事をしていますが、担当している品目が中心で、地域の農業全体を知る機会はそう多くありません。そのため、私の職場ではお互いの取組を紹介しあう機会をつくり、地域の特色や現状を理解し、よりよい普及活動につながるようにしています。
9月は、普通作(水稲新品種の実証圃)と果樹(ぶどうの栽培)の園地にて担当普及員から紹介をおこないました(果樹は私が行ったので写真がありません)。
なぜ、このような取組に至ったのか、生産者の意見や感想は? など、現地を見ながらお互いに質疑も交わします。園地の草管理の様子からも地域の現状が伝わってきます(この地区はとてもきれいに畦畔管理が行われていました)。また、さといもの写真は、『今は私の身長くらいあれば生育順調だよ』というさといも担当の方の言葉を聞いて、背比べしようとしているところです。
「もっとこんなことを提案してみよう」とか「自分ならこうしよう」など、いろいろな発見がありました。同じ職場で仕事をしていますが、定期的にお互いを知るきっかけをつくることは、組織と個人のどちらにも大事なことだと私は考えています。
当日は、あいにくのお天気だったので、夏の晴れた実証圃の写真も掲載します。
さやさやと揺れる水稲の中で調査する姿は、遠くから見ると小さな姿ですが、地域へ作物を広げるための大事な一歩です。