普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2021年10月

blog_fukyu_gotom_f.jpg 大分県
後藤美智子

お互いのしごとを知る・地域を知る

2021.10.25

 少し前の出来事になります。
 わたしは普段、果樹を中心に仕事を行っています。他の普及員も同じ地域を対象に仕事をしていますが、担当している品目が中心で、地域の農業全体を知る機会はそう多くありません。そのため、私の職場ではお互いの取組を紹介しあう機会をつくり、地域の特色や現状を理解し、よりよい普及活動につながるようにしています。
 9月は、普通作(水稲新品種の実証圃)と果樹(ぶどうの栽培)の園地にて担当普及員から紹介をおこないました(果樹は私が行ったので写真がありません)。

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左 :水稲の実証圃 / 右 :さといもの様子


 なぜ、このような取組に至ったのか、生産者の意見や感想は? など、現地を見ながらお互いに質疑も交わします。園地の草管理の様子からも地域の現状が伝わってきます(この地区はとてもきれいに畦畔管理が行われていました)。また、さといもの写真は、『今は私の身長くらいあれば生育順調だよ』というさといも担当の方の言葉を聞いて、背比べしようとしているところです。


 「もっとこんなことを提案してみよう」とか「自分ならこうしよう」など、いろいろな発見がありました。同じ職場で仕事をしていますが、定期的にお互いを知るきっかけをつくることは、組織と個人のどちらにも大事なことだと私は考えています。


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 当日は、あいにくのお天気だったので、夏の晴れた実証圃の写真も掲載します。
 さやさやと揺れる水稲の中で調査する姿は、遠くから見ると小さな姿ですが、地域へ作物を広げるための大事な一歩です。

後藤美智子

大分県豊肥振興局にて“果樹に関わる人を地域に増やす・地域にやりたい仕事をつくる”を目標に普及活動に取り組んでいます。転職して公務員(農業)になりました。普及員は6年目です。

島根県
長妻武宏

業務でよく通る国立公園三瓶山で

2021.10.11

 新規就農者の指導から帰る途中、三瓶山の「西の原」を通りますが、道から少し離れたところが黒くなっていました。


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 職業柄、何かはすぐにわかりました。放牧です。
 でも、なぜ?
 車を止めて、草をかき分けて近寄って写真を撮りました。


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 写真のとおり人が近づいても驚かず、草もあまりないので、ぼーっと立っていました。
 草が少なくなると農家が乾草を給与しますが、その場所からも少し離れています。天気がいいので、ひなたぼっこしてるのかな?
 三瓶山では、放牧用の柵が一部木の柵になっていて、国立公園なので景観に配慮されています。


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 そこから少し離れたところでは、三瓶そばの花が咲いていました。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

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