鳥獣「サル被害対策」研修会
2021.08.26
島根県内は、どの地域でも獣害対策が必要となりますが、サル被害となると通常の電気柵やフェンス(ワイヤーメッシュ)だけでは、なかなか防げないのが現状です。大田市では、最近はビニールハウスの中にも入ってきて、困っています。
そこで、市内3地区の営農組合を対象に「サルの農作物被害対策」研修会を開催しました。
この3地区は、5年ほど前までは時々サルを見かけることはあっても、農作物被害を出すような群れはいなかったということでしたが、実際、三瓶山周辺は、県のサル生息マップにもプロットされていない地域です。
なぜ?サルが農作物被害をだすのか。成獣の体重とか記憶力が高いなど、サルの行動や防除柵の設置などの座学を行いました。質疑では、追い払いや網のことなど様々な質問がありました。
同じ県央事務所の林業部の岩下鳥獣専門員に講師をお願いしましたが、農業者向けの、わかりやすい内容となりました。
研修会場(右後ろの平屋)の近くにある案山子にも、サルが作られていました