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◆2020年12月10日

島根県
長妻武宏

鳥獣被害対策現地指導会

2020.12.10

 島根県では、隠岐郡を除くほぼ全域にイノシシが生息しています。
 大田市でも、イノシシ被害対策をするのが当たり前の状況で、電気柵やワイヤーメッシュで囲っていますが、イノシシ以外の何かがほ場に入って来て農作物を荒らしていきます。


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獣害により、収穫をあきらめた白ネギほ場


 「イノシシ以外の何か」は、サルだと思われますが、下の写真のように、ワイヤーメッシュと電気柵を組み合わせたサルの被害対策をしているほ場でも、排水対策のための溝をこじ開けたり、上から強引に入ってきたりします。


blog_nagatsuma53_1.jpg
ワイヤーメッシュと電気柵を組み合わせたサル対策の柵


 指導会では、獣が侵入する場所への柵追加など、地形を見ながら改善策を指導しました。
 また、指導会後にトレイルカメラを設置して検討しようとしましたが、いざ撮影してみると、なかなかほ場の中へ入ってくる様子が撮れませんでした。
 「猿知恵」とは言いますが、猿の行動力には感心します。


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現地指導の様子


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自動車道入り口付近にいたサルの群れ(大田市内)

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

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