普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2020年2月

長崎県
内田早耶香

麦の成長

2020.02.27

 本格的にスギ花粉が飛散しています。
 スギ花粉症の皆様、ご健勝でしょうか。私は市販薬で乗り切っています。


 さて、五島地域の麦は、播種後から概ね日平均気温が高く、平年よりも生育が早いようです。


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 掲載している写真は、事情により播種が遅れてしまった圃場の麦ですが、平均気温が高いため、平年の生育と同様のステージ(幼穂形成期)まで進んでいます。


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 生産産者の方々へは引き続き、暖冬にあわせた情報提供を行っていきたいと思います。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
鹿島和之

女性農業者の経営ビジョン発表会

2020.02.25

 大分県では、女性農業者が自ら経営ビジョンを立て、それを実践できる経営者となるよう支援し、将来に渡って農業を持続・発展させて行く担い手とすることを目的に、「大分県女性農業経営士養成講座」を開催しています。


 今年度は6月~1月までの間に計5回の研修を行い、経営ビジョンの必要性、先輩女性農業者の取組、労務管理や人材育成などの多岐にわたる内容を学びつつ、自らの経営ビジョンを練り上げてきました。

 その経営ビジョンの発表会が2月17日(月)に開催され、新たに16名(うち北部振興局管内から5名)の大分県女性農業経営士が認定されました。


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経営ビジョン発表の様子


 内容は農業経営だけにとどまらず、自らの人生、また、夫や子どもとの関係など、発表者が最も大切と考えている項目を主体においたビジョンとなっており、発表者それぞれの個性がにじみ出た発表でした。

 発表後には女性特有の「共感」を主体とした質疑応答が行われ、発表者が共感から新たな発見を得られる、有意義な時間となりました。


 これからの時代は、「女性の時代」であると言われていますが、女性が元気な農業経営体は活力がある、ということを改めて感じた1日でした。
 今後も女性農業経営士養成講座等を通じ、将来の大分県農業を支える農村女性の育成を進めていきます。

鹿島和之

大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。

大分県
塩崎洋一

成長した!!!

2020.02.21

 先日、農業青年担当者の研修会が開催され、各窓口担当者に加え、それぞれの所属でプロジェクト活動などに関わっている部門担当者が集まりました。


 最初に、全国農業青年クラブ連絡協議会のプロジェクト発表大会で全国優勝を果たした、現ドリームファーマーズJAPAN副社長の安部元昭氏が、自分自身の取り組みと、実際に発表したプロジェクトの内容を紹介しました。

 彼は、私が県の農業青年組織を担当していた頃、県組織の50周年記念式典実行委員長を引き受けてくれていました。それから10数年、今では社長業で全国区に出て行くようになっています。


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会社運営の実際の事例からの人材育成、また、自分自身がプロジェクト活動をおこなっていた頃の普及指導員の対応について話してくれました。中には「そこまでやるか!」みたいな場面もありました


 この後、私が後継者対応の普及活動事例の発表をおこないましたが、冒頭、彼の成長に感動して、言葉が詰まりました。
 「普及活動の後継者対応について、普及手法的な話は、安部君が話してくれたとおりです。私は何も言うことはない。いま、こういう話を彼が話せていることが、うれしい・・・・。そこで、急きょ、今現在の後継者対応実事例を紹介します」という具合に話を進めました。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

大分県
塩崎洋一

独立に向けて

2020.02.14

 昨今は「新規就農者を一人でも多く」と、各都道府県でひたむきな努力が続けられていると思います。色々な地域の状況があり、「これが正解」というやり方や普及手法があるわけでもなさそうです。
 そんな中でも共通するのは、「農業で生活できるのか」というところです。


 この日は、移住して、1年後には本格的に営農開始したいというご夫婦が相談に来ました。
 ライフプランや自分で考えられる限りのさまざまな条件・できごとをまとめて、時系列で将来設計をしてくるよう、事前にお願いしておきました。

 10年後までのプランを考えて来てくれましたが、肝心要の初期投資のめどがどうなるか、いまからそれを詰めていかねばなりません。
 普及としては、何とか実現させてあげたいと思い協力していきますが、現実はなかなか厳しいようです。


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希望する営農プランは、肉用牛の繁殖経営。昨今の情勢では、思い通りの経営規模の確立には、先立つものの確保が悩ましいところです

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

長崎県
内田早耶香

土壌分析を行いました

2020.02.10

 九州では、そろそろスギ花粉が飛散する時期ですね。
 私はスギ花粉症なので、ちょっぴり憂鬱です。


 さて先日、肥料試験圃場の土壌分析を行いました。
 写真は「トルオーグ法によるリン酸の抽出」の際に撮影しました。


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 作物を順調に生育させるために、施肥量は重要です。
 写真のように、土壌中に含まれるリンやカリウムなどの量を分析することで、施肥量が適正か判断することができます。

 肥料試験圃場では、土壌分析結果をあわせて考えることで、適正施肥量を判断します。その結果を生産者の方々へお知らせすることで、高品質・高収量の作物生産や、ひいては所得向上に貢献したいです。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

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