大分県では、女性農業者が自ら経営ビジョンを立て、それを実践できる経営者となるよう支援し、将来に渡って農業を持続・発展させて行く担い手とすることを目的に、「大分県女性農業経営士養成講座」を開催しています。
今年度は6月~1月までの間に計5回の研修を行い、経営ビジョンの必要性、先輩女性農業者の取組、労務管理や人材育成などの多岐にわたる内容を学びつつ、自らの経営ビジョンを練り上げてきました。
その経営ビジョンの発表会が2月17日(月)に開催され、新たに16名(うち北部振興局管内から5名)の大分県女性農業経営士が認定されました。

経営ビジョン発表の様子
内容は農業経営だけにとどまらず、自らの人生、また、夫や子どもとの関係など、発表者が最も大切と考えている項目を主体においたビジョンとなっており、発表者それぞれの個性がにじみ出た発表でした。
発表後には女性特有の「共感」を主体とした質疑応答が行われ、発表者が共感から新たな発見を得られる、有意義な時間となりました。
これからの時代は、「女性の時代」であると言われていますが、女性が元気な農業経営体は活力がある、ということを改めて感じた1日でした。
今後も女性農業経営士養成講座等を通じ、将来の大分県農業を支える農村女性の育成を進めていきます。
大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。