普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2019年11月

長崎県
内田早耶香

大豆の収量調査を行いました

2019.11.28

 11月も終わりに近づいてきましたが、五島は昼間、暖かい日もあります。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。


 さて、大豆について、定点生育確認圃の収量調査を行いました。
 今年は台風が五島に接近または直撃することが多く(台風5号、台風8号、台風13号、台風17号)、圃場の場所によっては、潮風害が発生しました。
 定点生育確認圃は幸いにも潮風害の発生はなく、例年通りの収量が確保できていました。


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 国産大豆はまだまだ需要に供給が追い付いていないので、令和2年産大豆も生産者にしっかり収量を確保してもらえるよう、サポートしたいと思います。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

佐賀県
平野稔邦

農福連携による労力支援活動状況報告!

2019.11.21

 当地区では、NPO法人の福祉ネットや行政、JAが協力した農福連携による労力支援体制の構築を図る活動を行っています。今回は、私が担当する果樹における取組み状況を報告します。


▼参考:農福連携による労力支援活動の展開を加速!!


 昨年度は、みかん選果場でのデコポンのセンサー選果、堆肥袋の回収作業、剪定枝の集積作業などがありましたが、今年度は、新たな作業にもチャレンジしました。
 一つは春の摘蕾作業でしたが、長いゴールデンウイークと作業時期が重なり、スケジュールが調整できず、不調に終わりました。
 そんな中、先日取り組んだのは、収穫したみかんを入れたカゴを回収して、コンテナに移し替える収穫補助作業です。この作業を支援することで、一般の雇用者は収穫だけに専念でき、収穫作業の効率アップが期待できます。


 今回、この作業が農福連携に向くかどうかを判断するために、体験会を開催しました。
 カゴいっぱいにならなくても空のカゴと交換することや、コンテナに入れるみかんの量等、注意点を説明して作業を行ってもらいました。関係機関や実際に求人している農業者も集まり、作業状況を確認した結果、作業を依頼したいという農家の要望がありました。
 現在、契約に向けて、福祉ネットとスケジュールや事業所の調整等に取りかかっている所です。


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左 :支援者を通じて作業内容を利用者に説明 / 右 :体験作業風景


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体験作業状況を関係機関や農業者が見学


 一方で、昨年実施したセンサー選果作業も、今年度新たに希望する事業所が見つかっており、数カ月間を交代で、継続してできるよう調整しています。

 昨年度からの作業受託活動を経て、福祉事業所の作業を目にする機会が増えたことで、農福連携の可能性を感じている農家も増えてきているように感じています。作業内容と賃金等の調整等難しい部分もありますが、今後も農業部門の労力不足解消と福祉事業所の就労支援という、お互いの目標が果たせてwinwinとなれるよう、マッチングと作業体系の構築を進めていきます。

平野稔邦

佐賀県佐城農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

島根県
長妻武宏

「猿が近くで出るんです」

2019.11.18

 邑南町のブドウ栽培農家から「猿防除」の相談がありました。

 物理柵で防ぐことは難しいと考え、電気柵を紹介。
 組み合わせる方法もあるのですが、コストがかさむので、今回は電気柵のみとしました。


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 雑草対策として防草シートを敷き、その上に柵を立てています。
 段数は8段で、下から++++-+-+。約7000V確保でき、タヌキやイノシシやシカも防げる状態となりました。

 結果として、今年の出荷分の獣被害はなかったということで、ひと安心です。

長妻武宏

島根県の長妻です。畜産が専門の普及員ですが、過去には、イノシシの研究などもしていました。島根農業の応援団員になりたいと思っています。

大分県
塩崎洋一

かせぎ時!

2019.11.14

 どこの農業青年たちも、プロジェクト活動や研修会など年間の活動があり、また、そうした活動を通じて活動費を捻出することがあると思います。
 管内の青年組織の一つでも、今年も活動費を稼ぎ出すイベントに参加し、1年分の兵糧稼ぎをやりました。


 今年は天候に恵まれ、10月に2日間は県のイベント、11月には地元でのイベントと、ガッチリやりました。
 3日間の稼働で数十万円の売上は、なんとか目標通りです。

 関わる普及員も、彼らとの、より高度な信頼関係構築のため、県のイベントではフル回転です。出店のプラニングや収支予測、来年に向けた出店ブースのレイアウトやマーケティングもアドバイスしました。


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県のイベントでは、昨年から「もも焼き」に加えて「もも揚げ」が登場


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今年も千数百ピースを完売


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地元のイベントでは、もも焼きだけでしたが、お昼頃から一気に人が動き、数百ピースを完売

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

長崎県
内田早耶香

カンコロ加工を行いました

2019.11.12

 五島はまだまだ、昼間は暖かい日が続いています。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。


 さて、甘藷について、前回の収量品種比較に続き、"カンコロ"加工を行いました。カンコロとは、五島地域伝統の保存食「カンコロ餅」の原料に使われる、加工された甘藷のことです。
 カンコロの加工方法は以下のとおりです。


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1 皮をむく


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2 スライスする


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3 ゆでる


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4 干す


 一見簡単に感じますが、やってみるとどの工程にも時間と手間がかかります。我々もベテラン農家さんにアドバイスをいただきながら、何とか加工しました。

 このカンコロが完成したら、色味や歩留まりを確認し、品種ごとの加工適性を見ていく予定です。試験結果が分かり次第、またご報告します。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

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