普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2019年10月

長崎県
内田早耶香

甘藷の掘取調査(2回目)を行いました

2019.10.29

 五島は朝晩が冷え込むようになりました。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。


 さて、甘藷について、2回目の掘取調査を行いました。
 定植後150日での収量調査です。収量は、前回の定植後120日での調査結果と比較して、約1.5倍になっていました。品種ごとの収量の差も、顕著に表れていました。


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 次は"カンコロ(ゆで干し甘藷)"加工を行い、品種ごとの加工適性を調査する予定です。
 また後日、ご報告したいと思います。

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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
鹿島和之

横の繋がりで笑顔をもたらす「みかんぶ」

2019.10.18

 大分県には、農山漁村の女性で組織するおおいたAFF女性ネットワーク(以下、AFF)という団体があります。AFFでは女性の資質向上を目的として各種研修会や視察研修を行っていますが、今年度から柑橘農家の女性に特化した研修を開催する「みかんぶ」を設立し、活動を行っています(事務局は私です)。


 これまでに2回の研修会を開催し、それぞれの農園の視察、農協の集出荷施設の視察を行っています。参加者からは毎回、「いつもは旦那が研修会に参加しているため、人の農園をみたり、経営を聞いたりする機会が少ないので勉強になる」「このやり方はうちでもできそうなので、帰って実践しよう」「柑橘農家どおし、同じような悩みが多く、皆さんの課題解決の方法を知る事ができる」など、女性ならではの意見が色々と聞かれます。


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左 :第1回研修 農協の集出荷施設視察 / 右 :第2回研修 会員の果樹園視察


 普及活動をしていると自分自身、色々な農家とお会いするため、「農家は、隣近所や同じ品目を作っている人とはお互いに情報交換し、色々と知り合っている」と勝手に思い込んでいましたが、「みかんぶ」を通じ、その考えを改めました。
 目の前の栽培・経営に一生懸命で、実は横の繋がりの機会が少ない農家(特に女性は家の外に出る機会が少ない)に交流と学びの機会をつくることで、新たな出会い・発見が生まれ、農家が次の一歩に進み、経営発展もできるのだと感じる今日この頃です。

 あわせて、女性を対象とすることで、女性の特徴である「共感」により、参加者それぞれの課題を全員の課題としてとらえて解決方法を議論したり、学んだ良い点をすぐに実践に移したりと、男性を対象とした研修では起こりにくい効果も生まれています。

 「みかんぶ」は、今年度あと1回の研修を計画しており、会員で和気あいあいと県外に視察研修ができるといいなぁーと画策しております。

鹿島和之

大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。

長崎県
内田早耶香

米の成績検討会を行いました

2019.10.17

 五島地域では、水稲の収穫が概ね完了しました。収穫完了に伴い、本年の水稲の成績等について、生産者および関係機関を交えた成績検討会を開催しました。


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 検討会では、本年産水稲の収量や品質について情報共有し、あわせて本年産の水稲の試食も行いました。参加者からは、「おいしい」「来年もがんばりたい」等の意見がでていました。栽培ポイントの研修も行い、次年度産に向けて意識向上が図られました。


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内田早耶香

長崎県五島振興局農業振興普及課の内田です。普及員5年目の農産担当(水稲、麦、大豆、かんしょ等)です。農家さんのお役に立てることを夢見て、日々現場に出ています。

大分県
鹿島和之

女性のパワー全開「ウーマンみーてぃんぐ」

2019.10. 7

 昨年度、普及指導対象の農村女性の方々から「昔は3市(中津市、豊後高田市、宇佐市)の農村女性で集まって、研修会したり、物販したりして楽しかった。また、やってくれんかなぁ~」という話しをよく聞きました。

 そこで、約10年ぶりに3市合同の研修会として、「農山漁村の女性!全員集合!!おおいた北部ウーマンみーてぃんぐ」を9月に開催しました。参加者は約50名、年代も30代~70代と幅広い方々が集まりました。


 まずは、3市の代表者による6次産業化、農村民泊、ライフプランの事例発表に続き、豊後高田市農漁村女性集団連絡協議会の取組紹介が行われ、ランチミーティング・農産物等の販売交流会で、午前の部を終えました。


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左 :皆さん真剣に事例発表を聞いています / 右 :盛況な販売交流会


 午後の部はワールド・カフェ方式で、農林水産業の現実・課題・夢を4~5名のグループで語り、グループ替えも交えて、活気に満ちた会話が行われ、気づいた点などを共有しあいました。


 最後に隣どおしの参加者で「応援メッセージの手紙」を交換し、帰ってから手紙を開くという楽しみもありました。参加者は懐かしい人や新しい人との出会い、新たな発見を持ち帰る研修会となり、満足した顔で帰路につきました。


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ワールド・カフェで、年代を超えての会話を楽しむ

鹿島和之

大分県北部振興局で農業青年や農村女性などの担当をしている鹿島です。大分県国東市生まれ、愛媛大学卒。平成13年に大分県に採用されました。今は豊後高田市に住んでいます。

徳島県
清水昇

「きゅうりタウン」本日も大忙し

2019.10. 2

 特産品「キュウリ」を核とした、移住促進による担い手確保等に取り組む産地活性化策「きゅうりタウン構想」は、視察者が絶えず、本日も大忙しです。
 キュウリの産地としては、本当に小さい産地(冬春キュウリでは面積21位、生産量12位)なのですが、特徴的な取組により、今年も全国から視察が続いています。

 理由は、
●「構想」スタートから、全国から24名の移住就農希望者を受入れ
●農業経験のない若者を魅力あるキュウリ栽培と位置づけている「養液栽培」での就農を実現させている斬新な事例であること

 今年5年目を迎えますが・・・「関係者一同よくがんばってきたなぁ」とつくづく思います。


 今週は3件の視察を対応しました。


●わが産地の100倍の大産地、群馬県から
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●お隣の町から、農業をめざす若者のグループ
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●地元海陽中学校から、未来の「後継者」候補者
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 「きゅうりタウン構想」は、全国からたくさんの応援を受けています。
 だから、視察は原則断りません。がんばります!

清水昇

徳島県南部総合県民局美波農業支援センターで、特産品キュウリを核とした担い手育成を中心としたプロジェクト活動を展開中です。キュウリを担当していますが本当の専門は花きです。実家は徳島県特産のスダチや全国的に有名な「木頭ゆず」を栽培しています。

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