水田の汎用化に向け「排水対策研修会」開催
2019.09.27
大分県では水田農業の構造改革の一環として、平成29年度から水田畑地化に取り組んでいます。しかしながら、排水不良田に園芸品目を作付すると、生育の遅延や病害の発生などで栽培がうまくいかない事例が多々見受けられます。
そこで、9月10~11日にかけて、管内の中津市・豊後高田市・宇佐市の農業関係機関を対象に、クボタアグリサービス(株)の協力のもとに「排水対策現地研修会」を開催。のべ約60名の参加がありました。
室内研修では(株)クボタ アグリソリューション推進部の寺井顧問、泉顧問から排水対策に関する講演があり、排水口の設置位置確認、第1は表面排水、第2に地下排水、そして排水には土づくりも重要である点を学びました。
現地研修は、クボタアグリサービス(株)担い手推進部の協力のもと、9月10日の宇佐会場では、作土が浅い場合の排水対策として額縁排水の施工実演を、9月11日の中津会場では、作土が深い場合の排水対策として額縁排水+集水枡の施工実演を行いました。
溝掘機の施工タイミングやロータリー式の利点、集水枡からのカットドレーンの設置本数、カットドレーンの設置後の効果寿命等について等の質疑が行われ、排水対策について深く学ぶことができる研修会となりました。