普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2017年9月

青森県
田島聖一

JAゆうき青森野菜共進会審査を行いました

2017.09.20

 9月2日、平成29年度JAゆうき青森「831の日の集い」の行事として開催された、夏野菜パワーアップ共進会で審査を行いました。
 今年は、地域の特産であるにんにく、だいこん、ごぼうなどの夏秋野菜類を含め計103点が出品されました。
 8月中旬からの長雨や低温の影響で、根菜類や夏秋野菜の生育に不安はありましたが、品質の高い農産物が多数出品されており、生産者の努力と高い技術に感動した1日になりました。
 また翌日の9月3日、「831の日の集い」では来客数が過去最多となり、授賞した野菜を一目見ようと、会場も盛り上がっていました。


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左 :真剣に審査を行っています。
右 :授賞した野菜をじっくり見る来場者

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

青森県
田島聖一

野菜排水対策に関する情報交換会に出席

2017.09.14

 8月21日、野菜の排水対策に関する情報交換会に出席しました。
 近年、気候変動による集中豪雨や長雨の多発により、ほ場の水が抜けず、野菜の収量や品質の低下が問題となっています。青森県でも、昨年の台風により、ながいもやごぼう等の根菜類に深刻な被害が発生しました。
 そこで、今回は東北関東甲信越ブロックの野菜担当農業革新支援専門員等が集まり、排水対策に関する情報交換や、現地視察を行うこととなりました。


 現地視察では、今年度、十和田市内で実施している「排水不良ほ場におけるゴボウの安定生産技術の実証」の現地ほ場を視察しました。
 その後、室内検討では各県から野菜栽培における排水対策に関する課題や取組等が報告され、「高畝栽培はどれくらいの高さと幅なのか」「水田転作での野菜生産の推進を今後どうするのか」等と具体的な質問や意見交換が行われました。


 各県ごとに課題はさまざまありますが、農業振興に向けての思いは皆一緒です。私も先輩方の背中を見ながら日々勉強し、一人前の普及指導員となれるよう、努力していきます。


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説明を聞く各県の農業革新支援専門員の様子

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

佐賀県
平野稔邦

インターンシップで大学生が普及指導員の仕事内容を体験!!

2017.09.12

 先日、佐賀県人事課が主催する「実務実践型・佐賀県インターンシップ」で、東京農工大、岡山大、佐賀大から3名の農学部の実習生が、普及センターの仕事の一日体験に来られました。

 今回は、私が担当する果樹で対応することになり、管内果樹の栽培状況や普及指導の内容について説明し、現地では温州みかんのマルチ園での生育調査や、調査圃場でのドローンでの空撮等の取り組み内容について、普及センターでの活動内容の一端を体験してもらいました。


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左 :みかんマルチ園での生育調査状況 / 右 :試験マルチ園の空撮写真


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左 :ドローンの操縦体験 / 右 :ドローンで記念撮影


 実習生からは「農政の業務の理解が深まり、現地機関での実際の作業の現場を見て、やりがいや大変さを学べ、働きたいという思いが深まりました」という感想をいただきました。

 インターンシップを受け入れてみて感じたことは、普及活動の内容を説明するのは大変で、ましてや一日体験の中で伝える事はさらに難しいことを再度実感したところです。次の機会では、普及活動のやりがいや面白さを更に上手く伝えたいと感じた日になりました。

平野稔邦

佐賀県佐城農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

blog_hukyu_iwatani_f.jpg 島根県
岩谷洋美

カキのジョイント栽培技術について学びました

2017.09. 6

 カキのジョイント栽培については、福岡県が'太秋'という品種で技術確立されています。
 当県の主力品種である'西条'でもこのジョイント栽培ができないか、という生産者の思いから、当県では4年前に現地導入が始まりました。
 しかし、'西条'での試験結果がないため、生産者も普及員も試行錯誤の中取り組んでいるのが現状です。
 そこで、今回は生産者の方とともに我々普及員も技術を学ぶため、福岡県の研究員の方を招き、現地検討と講演会を行いました。
 当日は、生産者の方々から多くの質問がなされ、とても活発な意見交換がなされました。


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 最後は研究員の方から、「現地の状況を見て、'西条'でもできる可能性は十分あると感じた」という一言をいただき、生産者、普及員ともに、技術確立に向け意欲も技術も一歩前進したのではないかと感じました。

岩谷洋美

採用から5年目、島根県農業技術センターに配属されて2年目となります。担当は果樹ですが、ブログの記事は他担当の普及員からも情報をいただきながら書いていきます。

blog_hukyu_mitsuhashi_f.jpg 埼玉県
三橋伊蕗

うめ産地の振興を目指す(part1)

2017.09. 1

 こんにちは。埼玉県川越農林振興センターの三橋です。
 私が担当している越生町では、うめやゆずなどの果樹が栽培されています。特に梅は県内一の産地であり、町内の梅林は関東三大梅林のひとつとして観光客にも人気があります。
 しかし、人も樹も高齢化が進み、園地は徐々に減少していく状況。
 そんな中、生産者やJA、行政等が協力して産地を活性化させる取組を進めています。


 先日は、生産者の代表、町役場、JA、農林振興センター等が集まり、うめ産地の振興について話し合いを行いました。話し合いの内容は、おもに老木園の改植・新植と、地域在来うめのブランド化について。2時間以上にわたり活発な意見交換がなされ、大変充実した会議となりました。印象的だったのは、皆前向きな発言が多いこと。産地をより良くしていきたい、という思いを感じます。


 とはいえ、実際の取組はこれから。
 うまくいくだろうか? という不安と、地域の発展に関われるわくわく感とが入り交じります。(つづく?)


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8月は土用干しのシーズン。1カ月近く続いた曇天長雨がやっと終わり、梅農家では天日干し作業のまっただ中。おいしい梅干にな~れ

三橋伊蕗

埼玉県川越農林振興センターの三橋です。普及指導員の資格取得に向けて修行中の採用2年目。担当作目は果樹と野菜で、県内ではややマイナーな「うめ」「ゆず」をおもに担当しています。

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