にんじんのネキリムシ類対策(その1)
2017.07.27
埼玉県川越農林振興センターの田邉です。担当する川越農林振興センターの管内は露地野菜生産が盛んな地域で、私は主に、にんじんやさといもなどの担当をしています。
今年、普及担当3年目を迎え、来たる8月、普及指導員資格試験を受験する予定です(現在試験勉強中です(・₋・;))。
業務報告書などを作成する中でこの3年間の活動を振り返ることになりましたので、今回はその内容を紹介します。
【その犯人はネキリムシ類】
「このにんじんの山、なんとかならないかなぁ...」
6月、入間地域では春夏にんじん(冬まきトンネル促成栽培)の収穫が最盛期を迎えます。
私が1年目の時、地域指導農家(指導農業士)のもとで、農作業や生活を学ぶ「農家研修」の一環として、にんじんの収穫・調製作業を手伝いに行った時のことです。にんじんの根上部(肩部)が食害され、無念にも出荷できなくなったにんじんの山が積み重なっていました。
事務所に持ち帰って調べたところ、その犯人はネキリムシ類だと判明、普及課題として取り上げ、防除対策を検討することになりました(つづく)。