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◆2017年6月 8日

大分県
塩崎洋一

就農状況調査

2017.06. 8

 新規就農者の確保は、全国共通の普及課題かと思いますが、この日は、経営継承して就農したSさんの状況調査です。
 本人が色々と答えている後ろには、「本当かよ~」みたいな感じで、ほほえんでいるご両親がいます。
 自宅周辺の調整作業場の装備状況や広大な圃場を見せてもらい、感服したのは私だけでしょうか。こんな経営であれば、後継者はみんな帰ってくるよなあ、と思った次第です。


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左 :関係者あげての支援。色々と聞くにも、ベテラン普及員の味があります
右 :畑の野菜をほめるべきか、きれいな青空に感動すべきか。普及員でよかった、と思う瞬間でした


 この地域はもともと畑作地帯で、最近では露地野菜や施設野菜の一大産地。
 基幹産業は農業です!! と叫べる、わが県で間違いなく中山間地域の一等地。
 ですが、地元の保育所は定員オーバーで、すぐには入れない状態です。少子高齢化に歯止めをかけるのは地域農業、とでも言わねばなりません。


 そこで気をつけたいのは、「数件の大規模農家だけでは、こうはならない」ということ。地域の皆さんが産地としてバリバリやっているからこそ、保育所が足りないほどの『中山間地域』になっているということです。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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