普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2016年11月

群馬県
川島正俊

「ちぢみほうれんそう」の出荷に向けて

2016.11.29

 こんにちは。
 群馬県の前橋市粕川地区では、冬の換金作物として「ちぢみほうれんそう」の作付けが増えています。現在、生産者は80名で、面積は25haと、県内では有数の産地です。
 「ちぢみほうれんそう」は12月からの出荷で、糖度基準は12月が8度、1月からは10度となっています。 


 普及指導課ではJA前橋市と連携し、生産の安定と出荷物の高品質化に向け、栽培講習会や現地研修会、および出荷前の全戸糖度チェックを行っています。
 今回の現地研修会では活発な質疑や意見交換が行われました。出荷に向け、産地は盛り上がっています。


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左 :現地研修会のようす。出荷に向け、草姿の最終チェック!
右 :「ちぢみほうれんそう」の草姿。本年の生育は順調です


 冬を迎え、ますます甘くなる「群馬のちぢみほうれんそう」、店頭で見かけたら、手に取ってみてください。

川島正俊

群馬県中部農業事務所普及指導課で野菜を担当しており、施設キュウリの環境制御や露地ナスのV字仕立ての普及などに取り組んでいます。担当地域は、雄大な赤城山の麓の前橋地域です。

青森県
伊藤和彦

共進会審査を行いました

2016.11.28

 11月4日、「平成28年度東北町生き活き産業文化まつり」の行事として開催された、東北町役場主催「農林畜産物共進会」と、ゆうき青森農協主催「第40回東北町ながいも共進会」で審査を行ってきました。


 「農林畜産物共進会」は、地域の特産であるだいこん、ごぼう等野菜類、穀類、飼料作物を含め計116点が出品され、「ながいも共進会」には、ながいも104点が出品されるなど、上北管内で最大規模の共進会となっています。


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左 :真剣に審査を行ってます / 右 :多数出品されたながいも


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選抜したながいもに順位をつけます


 今年は、8月中旬以降、3度の台風による大雨と強風の被害を受け、栽培に苦労した年でしたが、品質の高い農産物が多数出品されており、災害にも負けない農家の努力と高い技術に感動した1日になりました。

伊藤和彦

青森県上北地域県民局農業普及振興室で野菜の産地育成を担当しております。仕事のストレスを家の家庭菜園で癒し、家庭菜園の疲れを忘れて普及活動を行っております。

埼玉県
九十九薫

県民ふれあいフェスタで販売&6次化PR!

2016.11.24

 ウェスタ川越交流広場で、平成28年11月12日(土)に県民ふれあいフェスタが開催され、いるま地域明日の農業担い手育成塾の塾生さんが販売研修会を、そして、川越管内の6次産業化商品のPRを行いました。


 「いるま地域明日の農業担い手育成塾」は、新規参入で農業の自立経営を目指す人に、研修農場での2年間の実践研修を通じ、就農にあたっての知識・技術を養い、安定的な農業経営に結びつけることを目的としています。


 今回は、販売研修ということで、塾生さんたちが栽培したこまつな、ほうれんそう、ねぎ、さといも、さつまいも等の新鮮野菜が出荷され、来場者の方々に対面販売を行いました。
 塾生さんたちには「お互いの荷造りや値決め、宣伝方法など、普段聞けないことが直接情報交換できて有意義だった」と好評でした。


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担い手塾生が販売!


 また、川越管内の6次産業化PRブースでは、管内の6次産業化加工品9品目を展示し、消費者の方にPRを行いました。

 「販売はしていないの?」とか、「どこで売っていますか?」とか、消費者の方から質問があり、PRにつながったと思いました。
 今後も、このような機会を活用してPR活動に努めたいと思います。


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6次産業化PRブースの様子

九十九薫

埼玉県川越農林振興センター 新規就農・法人化担当の九十九(つくも)です。6次産業化担当です。埼玉県入間郡の農業情報をお伝えしたいと思います。

大分県
塩崎洋一

今年は早い訪れ・・・

2016.11.22

 寒波が忍び寄る今日この頃。
 寒さは嫌だけど、ともに訪れる渡り鳥。何となく風情があるかもしれませんが、畜産関係者は戦々恐々とするところがあります。

 先日テレビで、例年になく早い、との報道がありました。医療機関からの報告です。インフルエンザの患者さん。そうです。鳥インフルエンザの季節です。


 わが県でも防疫演習に励んでおりますが、今年の想定は連続発生でした。
 演習ではシナリオがあって順序よく進みますが、実際にはすべてが同時進行です。そこに事実確認の不徹底や情報の混乱などなど、何が起こるかわかりません。

 そうした事態を解消すべく、演習では「何を目的にやるか」をはっきりさせて取り組みます。が、多くの場合「報・連・相」に関することのようです。
(こうした仕事は、普及活動とは言えないかもですが、やっぱり農家さんのためです・・・・)


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左 :マスクをしたメンバーが、農場内に入って作業する役目です
右 :畜産関係者以外のみなさん、普段から各所属でも練習してます


塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

佐賀県
平野稔邦

みかん園地をドローンで撮影!

2016.11.21

 先日、佐賀県農業試験研究センター所有のドローンを使って、果樹園を空撮しました。
 天候も良く、ドローンを飛ばすには絶好な条件で、思った以上に安定した画像の撮影ができました。


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農試の担当者がオペレーター


 「大規模な基盤整備園」「隔年交互栽培園」「大規模な根域制限栽培園団地」「放牧による耕作放棄地対策園」等、さまざまな角度とスピードでドローンを飛ばし、写真と動画を撮影したところです。
 効率的に良い映像を撮るには、どの方向からどう撮影するか、ドローンを飛ばす以前にイメージできるかがポイントのようでした。


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大規模基盤整備園の撮影(左)と、上空からの撮影(右)


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左 :有明海をバックにした根域制限栽培団地
右 :隔年交互栽培園を上空から


 今回は、どんな感じで飛び、どんな映像が撮れるのかを体験するのが目的でしたが、普及指導上においても、マルチ被覆や改植の現地確認や細かい列植図の作成、耕作放棄地の確認と対策等、いろいろな活用方法が見込めることが分かりました。
 活用場面をきっちり整理して、今後積極的に導入を検討していきたいと考えています。

平野稔邦

佐賀県佐城農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

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