普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2016年8月

埼玉県
九十九薫

所沢市土壌研究会で「センチュウ研修会」開催

2016.08. 5

 今年度、川越農林振興センターでは、所沢市特産のにんじん・さといもの若手生産者のなかで「良いものを安定して栽培したい」と考えている方に声がけをして、『土壌研究会』を組織しました。
 今回この研究会を対象に、平成28年7月27日(火)にJAいるま野所沢共販センターで土壌研修会を開催しました。

 研修会では、アグロカネショウの石本先生から『センチュウの生態と防除について』の講義をいただき、にんじん・さといもの主要害虫であるセンチュウについての理解を深めることができました。


 この後、研究会では土壌サンプルを集めて、ほ場ごとのセンチュウの遺伝子診断と化学性の分析を行い、より良い野菜づくりに生かしていこうと意気込んでいます。
 普及指導員もサンプリングから支援し、土壌研究会の活動を支えていく予定です。


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左 :研修会の様子 / 右 :サンプリングについて説明する普及指導員

九十九薫

埼玉県川越農林振興センター 新規就農・法人化担当の九十九(つくも)です。6次産業化担当です。埼玉県入間郡の農業情報をお伝えしたいと思います。

大分県
塩崎洋一

「社長業」やってます

2016.08. 3

 今から10年ほど前、県全体の農業青年組織の事務局をやっていた頃の話しです。
 役員が集まって企画会議の流れで、ある役員Aくんが「塩崎さん、これくらいやってください。僕らも税金払ってるんだから・・・・」と、私に何か雑用をふって来ました。
 もちろん、私がやっても良いようなことでしたが、すかさず「なに言いよるか、俺にそんなこと言うなら、1000万ほど税金払ってからにしろ」と返しました。そのAくん、今では会社を2社立ち上げて、社長業をしています。例のドライフルーツです。


 そして先日、当時役員だったBくんから、ひさしぶりに電話がありました。
 「塩崎さん、今期利益が出すぎる。もったいない。なにか良い知恵はないですか」とのこと。自家経営で米麦を数十ha、法人経営で施設園芸をやっていて、両方で利益が出ていると。「そりゃ俺の給料じゃ、税金払わな仕方ねえぞ(それは俺の給料だから、税金は払わないと仕方がないね)」と笑って返しました。


 3人目が、今年、県の女性農業士養成研修で講師をしているCくんです。
 『技術と普及』でも記事になった、農業青年の九州ブロック研修会での「経営シミュレーションゲーム」を作った彼です。
 他県からもお呼びがあったりしたようですが、そのCくん、今はイチゴ経営に不動産経営など、農業分野だけでなく地域の他業種とも繋がりを作って社長をやっています。


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しっかり社長業やっているCくん。規模拡大、法人化、労務管理などについて、実践的な話しでした


 普及活動でお手伝いしたみなさんが、しっかりと自分の経営をステップアップさせている姿、なんとも言えません。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

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