普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2016年4月

群馬県
川島正俊

ハウスナス現地巡回指導会を開催しました

2016.04.15

 こんにちは。
 今回は、前橋市粕川町のハウスナスの現地巡回指導会の様子をお知らせします。

 前橋市粕川地区のハウスナスは、1月下旬~3月上旬に定植する半促成作型で、栽培は昭和50年頃から始まり、現在では18戸、約4haの規模となっています。また、Uターンなどで後継者が少しずつ増えており、現在8戸で後継者が就農しています。


この研修会は、毎年4月上旬に、JA前橋市と連携して開催しており、多数の生産者が参加します。内容は「初期の草姿管理や訪花昆虫の使い方の注意点」などです。

 後継者も多数参加し、栽培状況を見ながら、お互いに熱心に意見交換していました。
 現在、生育・出荷は順調に推移しています。7月上旬まで、品質のよいナスの出荷が続きます。


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現地研修会のようす。生産者がお互いに情報交換


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ナスの生育状況。本年の生育は順調です

川島正俊

群馬県中部農業事務所普及指導課で野菜を担当しており、施設キュウリの環境制御や露地ナスのV字仕立ての普及などに取り組んでいます。担当地域は、雄大な赤城山の麓の前橋地域です。

大分県
塩崎洋一

新規就農者の経営確立に向けて

2016.04. 8

 管内は、県内でも温暖な気候を活かした園芸地帯と言えます。そのため、新規就農者への支援というか、おすすめの品目にイチゴがあります。
 今日はイチゴの担当と一緒に巡回し、途中で新規就農されて3年目の方々を訪ねました。
 私の元々の専門は畜産ですが、経営担当もしているので、今回はその目線での普及活動です。


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イチゴ担当のIさんと巡回しました。農家さんといい圃場といい、その観察力と気配りには頭が下がります


 新規就農される方は、色々な制度を活用して経営をスタートさせていますが、ご承知のとおり、初期投資の借入金初回償還が一つの山になっているようです。
 具体的には、借り入れて据え置き期間を設け、その間は問題ないように思えるのですが、初回の償還日を迎える頃に「お金がない」と思い始めるのです。


 もちろん皆が皆ではありませんが、明らかに生産技術習得が追いつかずに償還が厳しくなる方、生産は良好で売上を見れば払えるはずなのに、生活費に消えてしまっている方など、さまざまです。


 経営担当としては、そうしたお金の動かし方までをアドバイスすることがありますが、そうなると、一番の影響は、お金を動かすご主人や奥さんの経営や、お金に対するメンタリティになるようです。そこにアドバイスして、流れを変えていくには、経営というよりは普及方法が重要になってきます。

塩崎洋一

昭和63年に大分県で普及員として奉職。 令和4年3月に早期退職して農業に踏み込み始めたが、普及現場の要請により中部振興局を舞台に、普及活動の第二幕が上がった。臼杵市在住。

青森県
伊藤和彦

夏秋ピーマンの産地育成に向けた取組み

2016.04. 1

 3月11日に夏秋ピーマンの育苗講習会を行いました。

 夏秋ピーマンは、十和田湖や奥入瀬渓流で有名な十和田市を中心に推進しています。
 近年、価格が安定していることもあり、平成26年は栽培者数が35名だった露地ピーマン生産者数は、平成27年は41名、平成28年は45名と、徐々に生産が拡大しつつあり、農業者の生産意欲は高まっています。


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育苗講習会(左)と、先進地視察(右)を行いました


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現地巡回(左)と、被覆資材の実証試験(右)を行いました


 平成27年度は、通常行っている栽培講習会の回数を2回から3回に増やし、現地巡回や先進地視察も行いました。
 管内は、まだ栽培のレベルが低く伸びしろの大きい品目であるので、新技術の実証試験を行いながら、平成28年度も夏秋ピーマンの産地育成に向けてがんばります!

伊藤和彦

青森県上北地域県民局農業普及振興室で野菜の産地育成を担当しております。仕事のストレスを家の家庭菜園で癒し、家庭菜園の疲れを忘れて普及活動を行っております。

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