賞をとろう
2008.10.30
日本人がノーベル物理学賞、化学賞を相次いで受賞!不景気な暗いニュースが多い中、この話題は我々日本人に、喜び、明るさ、誇らしさ、自信・・・をもたらしてくれました。
農業分野でも、市町村レベルから全国レベルまで、各種の賞が設定されています。
各地で行われる農産物共進会。金賞・銀賞・銅賞や特別賞などの札がついた農産物がずらーっと並んでいる様子は、ニュースでお目にかかることも多いでしょう。
農産物を一堂に集める共進会のほか、審査員が畑を見て回り生育中の農産物の評価をする立毛共進会というものもあります。普及指導員は審査員を頼まれることが多く、これからの季節、あちこちの審査会へ出かけていきます。
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左 :植木の立毛共進会審査風景、試験場の職員と。遠くに丸い屋根の埼玉スタジアム
右 :経営コンクールの推薦書作成のため市の職員と打ち合わせ。農家の経歴などを確認
一方、農産物そのものではなく、農業経営の内容を評価する賞もあります。経営者の考え方、生産技術の改善、コストや労働の軽減、環境への配慮、地域への貢献など、そしてもちろん売上高及び所得の額について審査されます。こういったタイプの賞については、普及指導員は審査員ではなく、応募書や推薦書の作成段階で関わりを持つことが多いです。
賞をもらうことは生産者にとって非常に喜ばしいことであると同時に、地域の活性化にも役立つことだと思っています。審査にしても、書類作成にしても、生産者の今後の励みになるよう精一杯取り組んでいます。
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