普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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岩手県
菅野千聖

小ぎく栽培初心者セミナーを開催しました

2025.04. 2

 岩手県一関農業改良普及センターの菅野(かんの)です。
 令和7年3月14日に小ぎく新規栽培者の早期技術習得を目的とした「令和6年度第6回小ぎく栽培初心者セミナー」を開催しましたので、その様子をお知らせします。


 第6回のセミナーには、新規栽培者9名と、参加を希望した既存の生産者13名が参加し、「小ぎくの採穂と保管、育苗の管理について」をテーマに研修を行いました。


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 研修会では、新規生産者から穂の保管方法や保管場所、育苗培土や温度管理などの質問が出され、既存生産者から実際にどうやっているかや、失敗事例を紹介してもらったりしながら、積極的な情報交換がなされました。その後、実際に現地の親株の生育状況を見ながら、今後の作業スケジュールについて再度確認しました。新規栽培者は自身のほ場の生育と比較しながら、管理作業の改善点などを見つけることができたようです。

 普及センターでは、今後も個別巡回や集合指導などを通じて、新規栽培者の早期技術に向けての支援を行っていきます。

菅野千聖

岩手県一関農業改良普及センター産地育成課の菅野千聖(かんのちさと)と申します。
産地育成課で小ぎくやりんどうといった花の担当をしております。県職員歴は11年目、普及員としては8年目となりました。
本県の農業の現状や一関地方の農業の特徴を皆様にわかりやすくお伝えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

blog_hukyu_enokida_f.jpg 北海道
榎田純子

第50回根室管内青年農業者会議の開催

2025.04. 2

 令和6年(2025年)12月10日に別海町で、第50回根室管内青年農業者会議が開催されました。

 アグリメッセージでは、日頃から取り組んでいるクラブ活動、地域活動などの体験を通じて、酪農を伝える姿や地域の仲間と技術の研鑽をしていることの発表がありました。
 プロジェクト発表では、乳牛の疾病に対して対策を整理し情報共有を進め地域の課題解決をはかった取組、新規資材の導入検討を行った取組が発表されました。

 他に、北海道平取町でトマト農家を経営する全国農業青年クラブ連絡協議会 水野会長から「4Hクラブの価値」と題した講演がありました。講演では、所属する4Hクラブでクラブ員間の視察、技術・情報交換を行い、自身の経営に取り入れたところ反当たり収益が1.6倍になった経験が語られ、4Hクラブの価値を自分自身が積極的に享受すべきと締めくくられました。
 

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 ここで、開会時に朗唱された『4Hクラブ綱領』を引用します。

4Hクラブ綱領
私たちは、実践を通じて自らを磨くとともに、互いに力を合わせて、よりよい農村よりよい日本を創るため4つの信条をかかげます。
1.私達は農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨きます。
1.私達は科学的に物を考えることのできる頭(Head)を訓練します。
1.私達は誠実で友情に富む心(Heart)を培います。
1.私達は楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進します。


 北海道の根室で、4Hクラブ活動を実践してます(^o^)/

榎田純子

平成10年に北海道庁に普及職員として入庁し勤続26年、今年(令和6年)50歳になりました榎田純子と申します。現在は、北海道の東、酪農王国別海町にあります根室農業改良普及センターに担い手主査として勤務しています。こちらのブログで、北海道の農業・農村で働く普及の仕事について紹介していきます。どうぞ、よろしくお願い致します。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

先輩普及員の影響は大きい

2025.03.31

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。定期人事異動により4月から普及から離れることになりました。


 普及指導員となって三十数年、来年度以降しばらく普及現場から遠ざかることになります。今まで現場でお世話になった農業者の皆様、全国の普及指導員の皆様、全国農業改良普及職員協議会の皆様、全国農業改良普及支援協会の皆様ありがとうございました。順調にいけば4年後には、また普及現場に戻っていると信じて頑張ります。


 ふと、新任普及員だったころを思い出しました。
 非常にアクティブな先輩につれ回されて、もとい、つれて行っていただいて現場の大切さを学びました。課長になっても、課内のマネジメントを行いながらできるだけ現場に出ようとしていたのは、あの頃の経験があったからでしょう。つまり、先輩普及員の資質をそのまんま受け継いだということです。


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若かりし頃の指導風景


 ということは、わたしが先輩普及員として新任普及職員を指導することは、アクティブな先輩の資質を次世代に承継していることになります。普及職員は個性的なキャラが多く指導方法も千差万別のため、なんだか恐ろしくなりました。今で言うところの先輩ガチャでしょうか。


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あいさつまみれの現在


 近年、多くの普及職員は普及業務に加え補助事業も担当しており、全体的に現場にでる頻度が下がったように思います。補助事務が一段落してから現場という感じです。連綿と受け継いだ大先輩のよい資質も徐々に薄れてきているのかと思うとさみしいかぎりです。4年後戻ってきたときには、大先輩のよい資質を復活させ若手職員の育成にいそしみたいと思います。


 年度末、近年にないくらい忙しいです。はたして荷物をまとめて出て行けるのでしょうか?

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

blog_hukyu_kasahara2_f.jpg 青森県
笠原 均

猛獣を育てるのは

2025.03.28

 皆さんは、白けた座談会に出たことはありますか?
 私は何度もあります。

 私が講師として呼ばれた時も、私が住民として参加したときも・・・です。
私が講師として何を話しても賛成してくれる・・・。そして誰も意義を唱える人はいない。ついでに、誰も笑ってくれない・・・。ツライ・・・。

 そんな時に脳裏に浮かぶのは、アキラメって言葉です。
「どうせ地域活性化なんかできっこないし、とりあえず『イギナーシ』って言っておけばいいんだよ」って、人々の声が聞こえてきそうです。
 皆さん、お土産だけもらって静かに帰っていきます。


・・・と言った、ここまでの長い前フリをしたのは、冷めた地域の振興には強いカンフル剤が必要だと言いたかったのです。


 今から3年前、新型コロナウイルスによる行動制限が敷かれる、地域活動がはばかられる中での話です。「地域おこしなんて、できっこない」そんな時期に地域振興の牽引役、調整役に「猛獣のような中間支援組織(地域振興を得意とするNPO等)」を、私は五所川原市の三好地区へ送り込むことにしました。

 そして彼らと一緒に三好地区に入ってみると、そこには私が個人的に猛獣認定したくなるような住民が「運の良いこと」に沢山おり、感染対策をしながらもマスク越しに声高らかに意見をぶつけることになったのです。そして三好地区の座談会の場で中間支援組織と激しく衝突する私(普及指導員)も、住民には猛獣に映っていたことでしょう。


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必要なのは猛獣だ


 私は、こういう意見がぶつかる座談会が大好きです。本気で地域を思うからこそ、意見がぶつかるのだと思います。中間支援組織に対して、極めて厳しい言葉をぶつける協議会会長に対して、私は心の中で拍手を送っていたんですよ。ホント!


 そんな話の一方で、これを読んでいる皆さんに質問です。
 「地域振興を支援する中間支援組織とは、地域に完璧な未来を示してくれる神様でしょうか?」
 おそらく違うと思います。医者のタマゴが多くの患者から学ぶように、そして普及指導員が多くの農家の「あんなこと、こんなこと」から学ぶように、地域振興を目指す中間支援組織を育てるのは、他でもない地域住民なのです(と断言!)。


 私は、転勤で今春、この地から離れることになりました。
 転勤にあたり、私が中間支援組織に伝えたのは、「三好地区をよろしく頼みますよ」です。
 そして、地元住民に伝えたのは、
「地域振興を専門とする(猛獣みたいな)中間支援組織を育てるのは、ここに住む住民ですよ。」・・・ってことです。


追伸
 このブログを読んで腹を立てたとしたら、中間支援組織のリーダー! ごめんよ!
 文句があったら、いつでもLINEしてほしい。皆さんの事務所(通称:アジトという)へ行って、夜明けまで「地域振興ってなんだっけ」って議論をしよう。
 私が勝手に「猛獣認定している皆さん」に会えて、本当に良かった。


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ステキな農村RMOのイメージ・・・? いいAI画像が作れないのよー(TへT)

笠原 均

青森県の農業改良普及指導員(普及員)です。普及員歴はすでに20数年となるのですが、お話し好きが高じて、農業の担い手育成を担当していることが多いです。 プライベートでは、「気分はプロフェッショナルカメラマン」、「YouTube再生回数が伸びないけど作曲家とウインドシンセサイザー奏者」です。 加えていうと、15年前から音楽の秘められた力をフル活用して地域おこしをやっています。そんな活動のお陰で町内会役員から目をつけられ(勧誘され)、町内会の理事なんかやっています。もちろん、町内の草刈りやしめ縄づくりも、町内会最年少として参加しています。

blog_hukyu_katano_f.jpg 秋田県
片野英樹

慣れてきたあいさつだったのに...

2025.03.19

 秋田県由利地域振興局農業振興普及課の片野です。
 早いもので令和6年度も残すところあと2週間となりました。

 当課で課長を拝任して2年が過ぎようとしています。以前のブログでも記載しましたが、不慣れであったあいさつもパターンをつかんできたせいか、ある程度流ちょうに述べることができてきました。


 しかし油断大敵です。
 普段はいつでも現場に出動できるよう作業着で通勤しており、セレモニーがある時はスーツを持参しているのですが、すっかり失念して作業着だけで出勤してしまいました。
 2月の寒い日に某組織の総会であいさつを依頼されていましたが、もうどうにもなりません。
 幸いネクタイは事務所においてあったので、少しでも正装に見える様に、ネクタイを締めて、作業着の上着を脱ぎ、寒さに耐えながらYシャツ姿であいさつをしました。下はもちろん作業ズボンです。丁寧にお詫びの言葉を挟みながら無事あいさつは終了しました。


 本来であれば、慣れたあいさつの写真をアップするところですが、課員が気の毒がって気を遣ったのかわかりませんが写真はありませんでした。なので、過去の写真を掲載します。


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 年度末でいろいろ忙しくなっていますが、体調をくずして休んでしまえば元もこうもありません。健康に留意し年度末を乗り越えましょう!

片野英樹

秋田県で平成4年度採用から普及指導員ほぼ一筋で30年経ちました。主に水稲・大豆担当でしたが、一時期集落営農や法人育成にも携わりました。現在は裏方として、水稲新品種「サキホコレ」の普及に取り組んでいます。

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